鉄欠乏性貧血で部活がドクターストップに

私は高校のときサッカー部で、かなり激しい練習をしていたのですが、すぐに貧血になってしまうことがとても多くありました。そのため、保健室の先生に内科を受診するように勧められ、血液検査を受けました。私は、そんなもの気休めみたいなもので、検査をしたところで自分の体に異常があるわけないと思っていました。でも、すぐ貧血になりチームに迷惑をかけてしまう申し訳なさもあり、一応、形だけでも検査を受けておこうというくらいの気持ちでの受診でした。

 

そのため、検査結果を聞きに、再び病院に行くのも面倒に思っていたくらいでした。しかし、そのとき医師から「血液の中の赤血球の数が異常に少ない。鉄欠乏性貧血だね」と告げられ、ちょっと信じられない気持ちでした。また、同時に処方する薬を服用し、サッカーはしばらく禁止するようにと言われ、大事な大会が近かったこともあり、目の前が真っ暗になりました。

 

私にとっては血液に異常があるということよりも、サッカーができないということの方が重い現実でした。しかし、これまですぐに貧血になって動けなくなってしまう自分自身を責め、「自分の根性が足りないのか」とか「みんなだってツラいのに、自分だけが甘えているんじゃないか」と思っていましたが、その原因が医学的に証明されたことで、私は少しほっとする気持ちがあったのも事実です。

 

それからは、病院で処方された鉄材のような薬を飲み、部活ではマネージャーのような仕事をしました。薬を飲むと便秘になり、腹痛があったりするので、私は薬を飲むのが嫌でした。そのため、本当は何度か病院に行かないといけなかったのですが、私はあまり病院には行きませんでした。
その代わりに、食事で改善しようと鉄分の多く含むものを食べるようにしました。しかし、私はレバーが苦手だったので、赤身の肉類やほうれん草を積極的に摂取しました。ただ、ほうれん草は鉄分を多く含むものの、体には吸収されにくいタイプの鉄分だそうで、肉類から摂取した方がいいと、保健の先生には言われました。

 

このように、私は真面目に貧血の治療を受けていたわけではなかったので、選手として復帰するまでには4か月くらいかかりました。医者からは、体調を見ながら無理はしないという約束でサッカーをする許可をもらいました。しかし、回数こそ減りましたがその後も何度か貧血になりました。
これはそれから数年後に分かったことですが、私は当時からピロリ菌を保有しており、ピロリ菌が体内にいると鉄の吸収を阻害するそうです。そのため、私は鉄欠乏の状態になっていたのかもしれません。